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マグマを抱いて、 腕を振り下ろしたら、 此の世界が崩れようとも、 扉を壊して行く。 何がしたいのか と、自問するのは誰か。 涙が蒸発しようとも、 彼を撫でるのでしょう。 忘れたとは言わせません、 社が笑うのです。 堕ちる火を眺める目は、 さぞ美しいのでしょう、 外の堀を埋めようとも、 匂いは遺るのです。 何を飲めど血の味です、 瓦礫が囁く、 愚かな小狗が、 足を隠すのです、 耳を失った。 マグマを飲んだ、 次第に体が沸く、 善と悪がわからない、 頭が揺れる痛み。 忘れたことはありません、 言霊が憑くのです。 堕ちる火を眺めていた、 さぞ見苦しいのでしょう、 外の堀を埋めようとも、 匂いは遺るのです。 呪い呪われたのならば、 終わりを迎えましょう、 愚かな小狗が、 足を隠すのです、 目を失った。 笑い方を忘れた、 心が潰れる音がした、 全て貴方の所為です。 忘れたとは言わせません、 社が笑うのです。 堕ちる火を眺める目は、 さぞ美しいのでしょう、 外の堀を埋めようとも、 匂いは遺るのです。 何を飲めど血の味です、 瓦礫が囁く、 愚かな小狗が、 足を隠すのです、 耳を失った。 忌火を捧ぐ、 わたしはそこにいません。