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あなたはあなただ、 行方は杳として知れず、 ひとり 踏み込んだ路地には、 灰が舞って揺れた。 あなたもあなただ、 未完の言葉携えて、 ふらり 身を委ねやがては 周期点で立ち尽くす。 続きの章の 予感を見過ごせば、 振り切った過去が、 また 爆ぜる。 朱色の街も、 仮初の灯も、 確かにあなたを 形象化して。 微睡の塔も、 此岸の声も、 いつかは沈められて忘れゆく。
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あなたはあなただ、 行方は杳として知れず、 ひとり 踏み込んだ路地には、 灰が舞って揺れた。 あなたもあなただ、 未完の言葉携えて、 ふらり 身を委ねやがては 周期点で立ち尽くす。 続きの章の 予感を見過ごせば、 振り切った過去が、 また 爆ぜる。 朱色の街も、 仮初の灯も、 確かにあなたを 形象化して。 微睡の塔も、 此岸の声も、 いつかは沈められて忘れゆく。