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私は期待の所為で、 手を伸ばした。 遥か彼方、 望む方舟。 私は期待の所為で、 昼夜を舞う。 何も彼もが空となり、 捨ててしまった。 徒然になぞり、 ふうらふうらと、 透明な月影に隠れるのです。 私は機体の中で、 真意を見た。 使徒が降りた、 沈む方舟。 体は遍く未知の、 脅威により、 罪と善悪と共に、 消えてしまった。 光の帳の中で、 目を閉ざして、 息を吐いて、 道を辿った。 十六夜の為の円舞曲、 宇宙へ飛んだ。 蜘蛛の糸を掴めずに、 墜ちてしまった。 私は期待の果てに、 章を終えた。 運が尽きた。 意地が潰いえた。 十五夜に乗せた船は、 舵を持たず、 海を漕いだこともなく、 座礁していた。 玉響に生きる、 似非旅人。 彗星の軌道等に浮かぶのです。 光の帳の中で、 目を閉ざして、 息を吐いて、 道を辿った。 十六夜の為の円舞曲、 宇宙へ飛んだ。 蜘蛛の糸を掴めずに、 墜ちてしまう運命か? 誓盟が途絶えた跡も、 千切れた声も、 全て気の所為です。