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あたたかな夜風が吹いた 痛む足裏が生を告げた 朦朧とした世界の中で ひとりで歩いていた 夏祭りの真っ赤なリンゴ飴 美味しそうで食べたくなりました ふたつ分買って はずむ心持ちで 友達のところに戻りました 屋台の前に得体の知れないモノが/???????????×××? 浮いていた 胴から生えてるたくさんの/??????????いた 足を動かし 周りにいる人たちの頭を/?????????そのまま 捕まえていった 助けようとしたあの子が目の前で/???????溶???? 食べられたんだ 夏のいたずらか 時間が戻る 握っていた小銭 汗まみれ 走る  走る 草履脱ぎ捨て あの子を救うため 駆け出した 暑さとお囃子に酔いながら 射的にサメ釣りに金魚すくい 華やか浴衣に はずむ心持ちで はやく一緒に飴食べたいな 前よりも伸びた戻り路/ふと振り返るとぶきみな×××が 裸足で駆ける 姿を捉え声のかぎり/こちらに触手を向けていた 逃げて と叫ぶ でも喧しいセミたちの/頭を持ち上げられてそのまま 泣き声に消されて また助けようとした目の前で/丸呑みにされて溶かされた 食べられるんだ もう何回目かも覚えてない 巻き戻しの末にわかったの 世界の運命は収束し 救えないんだ あの子はきっと ごめんなさい 私は逃げた/祭りから帰った後は 境内の階段駆け下りて/ふたり 手花火で遊ぼうと 走る  走る そして辿り着く/指切りげんまんした約束 輪廻の終わり あの夏夜の外/果たせなくて ごめんなさい

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2024-12-18(ver.1470)

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