幻鱏
おはなみ | 801 | |
15201 | かつてさかえたとちに ありふれたいしころは かたるれきしすらもわからず ちゅうにうく まちをみてる からっぽのブランコの となりのとなりにたつ 6しゃくほどのちいさなビルが カーテンをしめだす さけをもって いけとなす うたげにみずさす まよいこんだおちむしゃの くびが ちょ ん ぎ ら れ さいた のぼりざくら ついばむ カラス そのいろかにひかれては ひびく うたごえ たゆたう よいのこち まんまる おぼろ つきかげにはこばれた かなしい ねがい さいた のぼりざくら ついばむ カラス そのいろかにひかれては ひびく うたごえ たゆたう よいのこち まんまる おぼろ つきかげにはこばれた かなしい ねがい さいた のぼりざくら ついばむ カラス そのいろかにひかれては ひびく うたごえ たゆたう よいのこち まんまる おぼろ つきかげにはこばれた かなしい ねがい 独断の微睡は 春麗に消えた |
ゆくもくるもうたうそばで | 186 | |
6204 | ゆくもくるもうたうそばで ひらかれたまなこにうつる あしきをはらうほどまばゆかな よろよろ よろよろ とめぶく いのち をよろこぶうた かわはむじょうにながれゆく あしたのよていもきめぬまま ムカデとヤツメのどくをのむ ひびをくらしています まどろみざいたあけぼの ふたりはぐれたよる いきつくまもないゆうぐれと こえひとつとめて ひらかれたまなこにうつる あしきをはらうほどまばゆかな よろよろ よろよろ とめぶく いのち をよろこぶうた ころがしたはざまにゆれる ありしぬくもりをおこしながら ぽろぽろ ぽろぽろ とおちる いのち をたたえるうた ゆくもくるもうたうそばで しゅくめいパラドックスの きげんをだれもがしらないように なもなきいたみのりゆうはわからないの ????????????????????? まねびとたちが ゆめをかたる の あいたくちからもぐる しめしあわせのりとしたためて ころころ ころころと まどう いのち をみちびくうた くるまったここちをたべる うらめしさにもにたやきめもつ どろどろ どろどろ とすすむ いのち をはげますうた こごえるせかいにいてもなお ヌルいえきがしたたるのでしょう またうもれても いつかあえると まぼろしたちは ぎんにとけてく ねぼけまなこにうつる あしきをはらうほどまばゆかな よろよろ よろよろ とめぶく いのち をよろこぶうた ころがしたはざまにゆれる ありしぬくもりをおこしながら ぽろぽろ ぽろぽろ とおちる いのち をたたえるうた ゆくもくるもうたうそばで ひとつひとつとつむがれる ぼくらのおもいのトロが いつかにひびいてく どこかにひびいてく だれかにひびいてく |
かやのそと | 247 | |
5568 | あたたかな夜風が吹いた 痛む足裏が生を告げた 朦朧とした世界の中で ひとりで歩いていた 夏祭りの真っ赤なリンゴ飴 美味しそうで食べたくなりました ふたつ分買って はずむ心持ちで 友達のところに戻りました 屋台の前に得体の知れないモノが/???????????×××? 浮いていた 胴から生えてるたくさんの/??????????いた 足を動かし 周りにいる人たちの頭を/?????????そのまま 捕まえていった 助けようとしたあの子が目の前で/???????溶???? 食べられたんだ 夏のいたずらか 時間が戻る 握っていた小銭 汗まみれ 走る 走る 草履脱ぎ捨て あの子を救うため 駆け出した 暑さとお囃子に酔いながら 射的にサメ釣りに金魚すくい 華やか浴衣に はずむ心持ちで はやく一緒に飴食べたいな 前よりも伸びた戻り路/ふと振り返るとぶきみな×××が 裸足で駆ける 姿を捉え声のかぎり/こちらに触手を向けていた 逃げて と叫ぶ でも喧しいセミたちの/頭を持ち上げられてそのまま 泣き声に消されて また助けようとした目の前で/丸呑みにされて溶かされた 食べられるんだ もう何回目かも覚えてない 巻き戻しの末にわかったの 世界の運命は収束し 救えないんだ あの子はきっと ごめんなさい 私は逃げた/祭りから帰った後は 境内の階段駆け下りて/ふたり 手花火で遊ぼうと 走る 走る そして辿り着く/指切りげんまんした約束 輪廻の終わり あの夏夜の外/果たせなくて ごめんなさい |
エイとサメのちがい.mp4 | 134 | |
2440 | /エイとサメはちかい 似せる梅花皮に/ /電流を感じて 被食者を探した/ /柔らかな骨さえ 奪り換え/ やがて竹輪になるの /エイとサメのちがい 鰓の位置ですよ/ /明滅としました 呼吸すら後目に/ /松果体に映る ひかり よろけながら 光った/翳っていた |