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狼は銀ですか?

Tutorial 30
合作 567 夢と現が交錯して、 まるで紺屋の白袴の様。 不可解な音に気を取られ、 取り憑かれて、 檻に苛まれ、 向けられた目、 未だ白眼視、 緑のリボン、 燃やし尽くされ、 諍いの記憶の中では、 意味など存在しないのです。 塞がらない大きな穴と、 海の底の駅は眩しく、 生ずるネクロフォビア 支配が今、 嗤うようで... すでに壊れた電子の声、 べらぼうな嘘をあなたに紡ぐ、 明らかにできない信号は、 鳴り止まないのでしょう。 白黒 紆余曲折の末、 憚る糸の誤謬を伝う。 放物線を映し出した、 月明りは、 醜態を晒す。 張り付いた顔は三白眼、 身震いの中、 浅茅を食べる。 冷気を纏った彼方には、 姿など見えないのです。 酷く広く欺く痴態 ネガの街で輝く死体。 顫動する手足と、 震える息が、 うたうようで! 然れどたくさんの目が光り、 かばかりの足跡を偲んだ。 五月雨の業に身をうたれて、 儘ならないのですか。 弛む声歩むいさな、 省く嗚咽を誘うのか、 雨粒で溶ける指先で、 あなたに触れずとも、 枯れた音の行先をまた、 誰も捉えずに往ぬのでしょう。 幾千の衣に身を包む、 全てあなたの所為です。 名の無い職人が目を覚まし、 名前を付けるのです。
海淵 60
狼は銀ですか? 873 水面の傍、生い茂った木の根。 目にした鳥は還り、 泡の中に潜りますか? 薄暮に融けた、藍色の涙が、 二つの泡を隠し、 一つに纏まった。 実軸の二つの座標を写し、 虚軸に繋がった。 時の音は鳴りますが、 修正はできますか? 微かに縮んでゆく、 元に戻った様に。 夜を描いた、深海の蝶々。 終演の音がした、 再演とは知らず儘で。 海淵の底、紺色のタイルが、 静かな波を起こし、 其の儘立ち去った。 銀色の兎はただ軽快に、 奥へ走(もぐ)ってゆく。 一枚葉が落ちました、 泡になるのでしょうか? 泡は壊れて消える、 全て量子の所為です。 再演は続いて、 終えることもできず、 拒絶を拒むな、 迷霧の鳥たちはそう書き置いた。 時の音は鳴りますが、 修正はできますか? 泡は壊れて消える、 全て▇▇の所為です。 狼は銀ですか?

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2024-12-18(ver.1470)

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