化合物331
ミズチ鏡 | 1123 | |
37602 | 薄暗い帰り道 古びた箱が落ちていた 中身が気になったので 持ち帰った そこには紙が入ってた 変な模様が描かれてた 鏡に貼られてたので そっと剥がした 中から呼ぶ声が聞こえ 覗き込んだら目が焼けた 見えないはずの視界に 街が浮かんだ 知らない家族が僕を見て 泣いていた 足元に鏡があり それを覗いた 何事もなかったように 家で寝てた 友達に話したが(信じられなくて) 信じてくれるはずもなく(眉を顰めた) 実物を見せる為(一緒に) 家に招いた(家に行くことになり) 談笑しながら帰った(帰り道で) いつもより空が赤くて(木々がざわめいて) 気掛かりな音を重ね(減五度の音で) カラスが鳴いた(カラスが鳴いた) 鏡を手渡してみたら(渡された鏡を見たら) その中に吸い込まれてた(中に向かって落ちました) (知らない街に来ていた) (周りは暗く) (足元を見たら鏡が) (砕けていた) (消えそうな街の中で) (一人歩いた) (次第に辺りは霞んで) (みんな消えた) (知らない街に来ていた) (周りは暗く) (足元を見たら鏡が) (砕けていた) (消えそうな街の中で) (一人歩いた) (次第に辺りは霞んで) (みんな消えた) |
テトラポット | 1395 | |
37330 | 風そよぐ海岸に 魚を捕りに出かけてた 周りは島ひとつ無く 水平線が見えてた 立ち入り禁止の場所に入り 数分ほど釣りをしていた ふと下の方を眺めていると 光るものが見えた それを取ろうと屈み手を伸ばして バランスを崩し落ちました ずぶ濡れの服から水が滴る 光る水面が揺れ 嫌な気分で歩いて帰った 蛙が寄ってきて足元で鳴く 語り掛けるもせず 不気味だったので足を速めた 次の日に友達と(二人で) 一緒に釣りをしていた(遊び来ていた) 光るもののことを(光るものの話を聞いた) 思い出して言ってみた(気になっていた) 昨日の場所を覗いてみたら(見てみたら) 同じ場所にそれがあった(確かにある) 近くにテトラポットがあり(濡れていた) そこから降りてみた(嫌な予感がした) 濡れた地面で足を滑らせて(危ないよと声を掛けたけど) 頭をぶつけて絶えました(既に遅くて転んでた) (気分が悪くなったので離れた) (光る水面が揺れ) (嫌な気分で歩いて帰った) (蛙が寄ってきて足元で鳴く) (語り掛けるもせず) (不気味だったので足を速めた) (気分が悪くなったので離れた) (光る水面が揺れ) (嫌な気分で歩いて帰った) (蛙が寄ってきて足元で鳴く) (語り掛けるもせず) (不気味だったので足を速めた) |
あめのちパラノイア | 795 | |
27767 | こわれた やみの なかで つかれた めを あけてみる よは ながく つづいて まちを とかしてく つきあかり ともる まち なにかが ちかづいて きてた わたしを ころそうと した こわくて にげた ひがいもうそうに ふけり いつも ないてた だれも しんじては くれなくて じしょう した よるに なると あらわれて わたしを おそう ひへいした からだを おこして にげていた つめたい あめの もとで あたたかい ココアを のむ ああ よるが こわいな しんぞうが いたむ それは また あらわれて わたしを ころしちゃった から たのしく なってきたんだ きょうふも ぜんぶ ひがいもうそうに ふけり いつも ないてた たのしくて しかたが ないんだ なにもかも よどうし あそんで いたよ だけど こわくて きょうふと きょうらんの なかへと はいってく ナイフが おなかに ささる ここちよかった きえてく しかいのなか みえた 私の め |
¢ | 359 | |
9848 | 遥か彼方 あなた方が立った 坂の上 何も無いはずなのに 影だけあった それはこちらを向き 微笑む素振りを見せた ふと 目を離したら それは・・・ 当たり障り無い音が 世の中を埋め尽くす やがて微小に分けた 音が聞こえた いみじく白んだ空が 四季を知らせてた 太陽光がひどく 肌を焼いた 次第に痛くなり 日陰を探していたが なぜ影だけ無い 溶ける・・・ またしがない紙芝居 円滑な半可通 やがて噺のあとで 眠るのでしょう |
でんしゃがそらをとんでいた | 312 | |
6568 | 一昨日乗ったこの電車は 今も走ってる 何処に行くのか何処から来たのか は分からない その電車にはたくさんの人達が 乗ってた みんな同じ方を 見てたんだ しばらくすると前の席に座ってた人が 居なくなった あまりに突然の事だったので 混乱した それから辺りを見回してみたら 明らかに人が減ってる のに気づいて怖くなったので 窓の外を見た 窓の外は空の上で 雲が下にあった とても綺麗な景色だったんだ ふと気がつくと乗客は わたし一人だけで 何かが近ずいてきたのでした その閉鎖的な圧力に耐えきれずに 飛び降りました 外は星達が輝く 鮮やかな夜です。 心地よい風に体を押されて 何処までも落ちて行くんだ あの電車はもう見えなくなった もう戻れない。 |
海底の雨降る街 | 230 | |
4721 | 深い海の下の世界はあまりに広く暗く 廃れた街がただ意味もなく建っていました その街に迷い込んだその日はあいにくの雨でした ??の近くのコンビニで傘を買った だけど外に出ると雨は止んで傘は意味を成さない だからそっとその辺の茂みに捨てた しばらく散歩して歩いた そしたら犬に会った 撫でようとしたら腕を噛みちぎられたんだ 痛くて仕方がなくて 医者に行こうと思ったけれど 突然空の様子がおかしくなった そう思ってからすぐに雨がまた降り始め 濡れた部分が次第に溶け始め 嫌になった (歌詞の文字起こしは、推測を含みます。) |