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全て貴女の所為です。

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全て貴女の所為です。 インスト曲
小夜の星を眺めた。 102
全て貴女の所為です。 1950 彼の物語には、 冒涜だと見做された。 火を灯すのは自由だが、 手を差し伸べるか。 軋む足元を見ては、 身を構えるが、 明日の小旅行を除き、 小夜の星を眺めた。 一つの不備で、 隠された顔を知る。 長く伸ばされた苧麻は、 手を持て余した。 軋む足元を見ては、 身を構えるが、 鳥の囀りが聞こえた。 全て貴女の所為です。
レグナグレポド
全て貴女の所為です。 或る集落に、 生まれた二人だが、 どうも呼び名が合わさった様で、 それは、 それは、 酷く困った。 私の事を消してしまうのなら、 それは幾らか悲しいですが、 双子の遅れはどうも此方にある様で、 貴女の所為ではないのでしょう。
一枠より、三味線とリスカの合奏。
全て貴女の所為です。 インスト曲
転ばぬ先の杖。 121
全て貴女の所為です。 3042 この橋で伝わった影を、 逆さにしたがもう遅く、 響く音で、偽物の美しさのあまり、 服従しました。 膝を折り、 疲弊しました。 成り得る者は潰えた。 青白く光る、 脳の奥が、溶け出しました。 どこに在るのか判りません。 転ばぬ先の杖。 菊の花を踏んだ。 脳の奥が、燃えていました。 筒状に化けた蜜を吸い、 倒れてしまいました。 辿り着いたのは、 見向きもされず居ました、 全て貴女の所為です。
驕慢[short] 38
全て貴女の所為です。 388 浅い思考だけで、 殴りかかってみても、 一握りになる事も無く、 デシベルを越えました。 紙の様に薄い言葉は、 吐き捨てられては沈んで逝く。 割れた音の見える世界は、 驕って潰えるでしょう。 全て貴女の所為です。
驕慢
全て貴女の所為です。 4833 浅い思考だけで、 殴りかかってみても、 空を翳めた、 愚かな声は、 煙の中へと消えていった。 一握りにされ、燃え尽きた、 鏡の無い世界で。 音で集まっても、 綴られた毒を見て失い、 一握りになる事も無く、 デジベルを越えました。 紙の様に薄い言葉は、 吐き捨てられては沈んで逝く。 割れた音の見える世界は、 驕って潰えるでしょう。 携帯を落として、 拾わず只見ていた。 疑いもせず、虫が喚いて、 切り取られた波に背を向けても、 歪に組み合わせたモノじゃ、 線を打ち破れずに。 言葉を塗り替えて、 目を逸らし続けても、 悪戯な儘、奏でていた。 照準は外れていた。 紙の様に薄い言葉は、 吐き捨てられては沈んで逝く。 割れた音の見える世界は、 全て貴女の所為です。 紙の様に薄い言葉は、 吐き捨てられては沈んで逝く。 枯れた言の映る世界は、 全て貴女の所為です。
散り〲 201
全て貴女の所為です。 6034 昇った行方を晦ました、 飛び降りる夢を見たのです。 空を見上げていたの、 ただ、ただ、ただ。 亡くし者を捜しては、 虚しくなるのが常ですが、 残り、佇んだのは、 感情の意味でした。 触れた指先、少し寒くて、 消えた色に縋っていたくて。 あの眼差しさえも、 思い出せなくなっていた。 鳥居をくぐれば涙さえ、 地に堕ちずいるでしょう。 道なき道を進んだ、 何時か、会えると信じていた。 霜焼けに隠れていた、 青く冷たい街で。 高く座って、悪態を吐く。 雪の白さに、また呑み込まれ。 心に棲み付いた、 醜いバケモノ達は、 消える事などは、無い様で、 蠢き続けるでしょう。 あの眼差しさえも、 思い出せなくなっていた。 目に映るものだけを、追い続けて、 草木も眠るでしょう。 傲岸、 渇望、 妬み、 強奪、 倦怠、 暴走、 情欲に纏われて、 身動きも取れなくなった。 葵、 茜、 楓、 菘に見惚れたのは、 全て貴女の所為です。
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全て貴女の所為です。 揺蕩う写真の中で、 目まぐるしく噛み千切られては、 隠し通すことなど、 出来はしないのでしょうか。 /出来はしないのでしょうか。 狭い通路の先に光る、 誰が落としたのですか? 確かに聞こえ、確かに見た。 価値のあるものでした。 口を噤んでいるのでしょうか? 手が届く事は無く。 存在しないものへ向けた、 意味のない執着は、 やがて、圧し潰されて終い、 粉々になるのでしょう。 /粉々になるのでしょう。

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2024-12-18(ver.1470)

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