全て肴の所為です。
御伽噺のように消えてゆく。 | 294 | |
7166 | 彷徨える街灯は いく道探し音を上げる 修羅の鐘を鳴らす者は天から逸れました 切ない冬もうららな春も 見えない虚聞をはさんで 耐え難き明日の儘 むしのしらせも 山茶花も 「御伽噺のように消えてゆく」 春の訪れも背景もあの頃も 綺麗な蝶も虹の日も 「御伽噺のように爛々と」 寒い夜も伽藍堂も赤い月も 虫の知らせも山茶花も 御伽噺のように消えてゆく 春の訪れも背景もあの頃も 綺麗な蝶も虹の日も 御伽噺のように爛々と 寒い夜も伽藍堂も赤い月も |
夜の街は朝を迎える | 9 | |
148 | 明日から太陽を浴び 明後日から社会に揉まれ ヒトの顔をした太陽の正体は 変わりの無い鴉でした 昨日の夜、急に目が覚め 立っていたのは 歓楽街で 朝日と共に鵺は姿を晦まし 鴉は太陽になる |
よるのまちはあさをむかえる | 77 | |
1681 | 夜の街 月の明かり 赤い空 何も見えず あなたの演技は味気なく 玩弄されました 夜のヒバリ笛が聞こえる あなたの慚愧は滑稽で 何も見えないはずの鵺が 窓の外から眺めている あの頃は集中豪雨で 青い有象無象がオブジェを啄んでいた 明日から太陽を浴び 明後日から社会に揉まれ ヒトの顔をした太陽の正体は 変わりの無い鴉でした 昨日の夜、急に目が覚め 立っていたのは 歓楽街で 朝日と共に鵺は姿を晦まし 鴉は太陽になる 潤いの無い夜は霧模様 明かりは見えなくて いつもと違う景色を見つめながら 逢瀬でまた会うので あー 万年の記憶は葬り去り 捻じ曲げられるでしょう 綺麗に捻じ曲げられた世界からは 太陽が消えるので あー 味気なく破船が泊まり 夜の街は朝を迎える (歌詞の文字起こしは推測を含みます。) |
スヴェニール | 57 | |
750 | 幾年か前の木漏れ日 過去を探して、靉靆たる想い 長く辛い悪夢の中で、 貴方のあの頃を想い出して 俄か雨の日も、 灰色世界も、 貴方の郷里を歩く 彷徨ったあの頃も、 笑ったあなたも、 戻りはしないから。 「忘れられない日に終止符を打とう、 私と貴方の未来の為に。」 彼岸花咲く道を辿って 「征こう。」 「忘れて。」 「さあ何処までも。」 霞む碑を訪ねて、 「愁う御心、國此処に在らず。」 消えない『諱』を見つめて、 短慮な金糸雀が復唱する。 失った季節も、 労いも結いも、 貴方の故郷は無くて、 たとえ消えることも、 逢えないことも、 此処には居ないから。 「忘れられない日に終止符を打とう、 私と貴方の記憶の為に。」 進み征く時間の真ん中で 「征こう。」 「一緒に。」 「さあ何処までも。」 |