全て弱気の所為です。
くよくよ | 91 | |
3074 | 鍵付き扉、 もうひとつの鍵、 六の落とし子、 葉っぱに埋め込んだ、 命が鳴らない口腔、 屹度躊躇わないね、 沓で踏んだ。 あり得ないが、 愛おしいの、 その疵すら、 甘い味でしょう。 フェイクを交えますが、 何故か知らないのに見つめてくる。 あゝ、空の黒に、 雨の香りに幸福を、 側に潜む蜃どもが、 云うべきじゃないのにな。 あゝ、揺籠から、 墓場まで絶やしてくれませんか、 あゝ、聞く耳持たずか、 悒々しちゃうな。 |
ひみつ | 76 | |
1957 | 確かめたことが無くて、 虚を目で追いかける、 と こ しえは影を消し、 有耶無耶になっていく。 銃声は音を立てて、 色をかき消すようで、 穴開きの声色は、 星を見るのでしょうか。 そ こ の空虚の四肢を、 掬い続ける。 枯れた郷愁、揺曳した、 きっと、弱気の所為でしょう。 それは目 に 見えぬもので、 這 い よるものでもあり、 眼に映 る 色は、 バラバラになっていく。 錆びたビル、 焼けた野原、 黒い海、 焦げた空、 記憶にも残らない、 あやふやな白い影。 何処を見つめているのか な 、 流れ星も去った、 何に縋っているの か な、 悒々しちゃう な 。 そこの空虚の四肢を、 掬 い 続ける。 枯れた郷愁、揺曳した、 だれか、いるの? 見つめるメタフィジクス、 息をひそめて、 実在を忘れ続け、 何も言わずいる。 掛かる水の雫が、 輝きを増す、 砂の中にある思いの丈、 その中に込められた、 ひみつ。 いつかに見せた海を、 掬い続ける。 浜辺に靡く白い影は、 何を奏 で ている? そこの空虚の四肢を、 掬い続けられずに、 ただ残滓が残っていた、 全て弱気の所為です。 |
くれ | ||
米津玄師を差し出せ、 米津玄師をはよ差し出せ、 米玄を差し出すと、 米玄を差し出してみると、 米津玄師をたおして、 米津玄師をたおし、 打ちのめし、 米玄の音楽をうばうんだ。 音楽 うばうんだ。 日本音楽ランキング、 米津をたおして一等賞。 おまえも今日から米玄だ。 全て弱気の所為です。 しね この動画はいかかでしたか? フィードバックをお願いします。☆☆☆☆☆ |
げんざん[short] | 66 | |
1727 | 生きて、 生きて、 死んで、 死んで、 生きて、 生きて、 生きて、 死ねずに、 生きて、 生きられず、 死に、 生きて、 生きて、 生きてる。 今日埋めた死体の、 名残惜しさを感じている。 塩を踏み、 二の足を踏み、 口の海を嘗めまわしていた。 静寂と喧騒が嫌いだったのです、 手足の動かないカラダ 息が詰まる、 羹に懲りて膾を吹く人生、 自転に揺らされて、 息衝いているものか。 加算された呻き、 歯軋りをして飲み込んだ、 何も出来ぬから、 嘶け! 加算された色が、 頭蓋の奥、 はじけ飛んでしまうんだ! 生きて、 生きて、 死んで、 死んで、 生きて、 生きて、 生きて、 死ねずに、 生きて、 生きられず、 死に、 生きて、 生きて、 生きてる。 |
それを、忘れるまでは。 | 337 | |
6342 | 宿痾を繕うドグマ、 語り掛けたる縦文字、 意味のように、 墓のように、 梔子のようにと振舞った。 ロクナシの白い小部屋、 楽になる事もできず、 即下の足元に、 薪をくべて燃え尽きたカゲ。 類似を履き違えた、 無辜の声が蠅を食み、 ゆっくりと染み込まされ、 そぞろに視界は白く染まる。 軈て仮称とされた加害すらも、 祟りと生きて。 全ては弱気の所為です、 それを、忘れるまでは。 憶えていて。 |