全て似非の所為です。
t平線 | 188 | |
5661 | 曇りゆく、 白けてく、 モノクロに映る叫びと、 幽けき火の、 灯篭に映る様な、 あなたの意識。 昨日見た夢の事、 あの日の故郷のこと。 忘れていた、 今を直向きに生きた、 わたしの記憶。 蔓延る音の退屈さには、 いつか厭きが来て風化し、 生まれし日も忘れ去り、 軈て気づかぬ死が来る。 途切れた嘘を、 硝子は覆っていた、 白い画面に埋め尽くされて、 記憶は衒い継ぐ。 「その形はね、僕にとっての宝物だったんだよ。」 地平線の奥に浮かぶ、 そのQに目を奪われて。 泣いていた時、 忘れもしない音が耳を燻った。 零れ落ちた慈英の、 真上に有る嘘と暗示はやがて終わる。 藍を照らす両の点、 暗示を合わせ会えばそこにある、 弔ったあなたの旅路は、 未だ何も得ず。 線が伸びていき、 陽は沈みゆく、 烏は鳴いた。 君の名前を皆知っている事は、 なんと⁶だろうか。 幽けき翅が空に溶けていくよ、 バケモノですら、 愛していたいと思う我儘でも、 赦してくれるのですか。 携帯ゲームの裏、 蓋を開けずいたので、 あなたが開けるのを見ていた、 全てあなたの似非です。 |
s而非 | 428 | |
11150 | 枯れた百歩の背比べと、 曲げた興味の糸垂れと、 投げ上げた背理の褪せ歌と、 孤独と、 似非の所為です。 蛍光灯下の裏、 僅か、僅かの物陰には、 ひしゃげ、爛れ、朱に黒ずんだ、 鏡がポツリと置かれてた。 示唆に塗れた声の、 逃げ切ることのない血、その血、 捻じ曲げた杭を叩けずに、 溢れ出す瘴気は止められぬ。 切れた尻尾の黄蜥蜴と、 肥えた窮鼠の猫嚙みと、 投げ上げた切符の慰めと愚策と、 似非の所為です。 「割れたコップと詩、気を患った。」 ━━知覚、 吐息。 余りを増した。 似非になぞる未知は消え去り、 凝視を解き夜を明かす。 灯篭揺らぎゆく、 モノクロに映りだす叫び、 物足りぬ自我が纏うのに、 縒りいった羞恥を押し付ける。 定めたる凋落は、 譫妄の「具体」へと懲らし、 轡に蜿くるモルタルの、 瞠る眦は似而非顔か。 暮れどみんなは未だ消えずに、 空のわたしに注ぎ込んでく、 贋の言の葉の中の、 それは、それは、 「所為」の似非か、 「似非」の所為か。 幾度の背比べと、 曲げた興味の糸垂れと、 投げ上げた背理の褪せ歌と孤独と、 似非の所為です。 嗚呼、彼は何処へ(に)行くのか。 ずっと私の傍へ、 数多の血と、隠せぬ似非と、 ただ 苦情が一つ。 この足と、この手と この心は、 全て似非の所為です。 |
o生際 | 571 | |
22520 | まだ途切れずいる、 まだ途切れずいる、 どうかまだ終わらぬよう、 最後の夢を見る。 まだ聴こえる音、 重複を認めないなら、 総則とあなたの意味、 「o」を重ねただけ。 歩いているの、 探しているの、 置いていくの? 見えているの? 静かに去り行くのかな。 消えてしまわぬ様に、 首をひねる様に、 耳を欹て無理を取りこぼして、 影が落ちるのは――。 まだなり続ける、 「o」を沁みつかせて、 正体も郷愁をも、 墓場まで消すのかな。 またワケを求めているんだろう? まだ意味を見つけられないんだろう? あなたの居なくなった場所なんて、 消えてしまえば――。 消えて仕舞わぬ様に、 首をひねる様に、 耳を欹て、 無理を取りこぼして、 影が落ちるのは、 似而非者の足元ですか? 音がパタリと止んだ。 息が絶える様に。 軌む往生の際、夢を見ていた。 それを待ち望んでいたのですか? |
停滞 | 118 | |
合作 | 2495 | 漂った 通り雨と淋しさ 避ける日々 深夜の街 散らばった漸減的プラズマ やがて、 伝って濡れる。 灯る欠乏に誘われて、 夢の跡描いてばかり、 繰り返す信号機の熱では、 辿り着けず悶えていた。 それは、 是か、非か、 応えが表せずに、 未来とか、 過去にでも、 あやふやに逃げるので。 縺吶∋縺ヲ縺ゅ↑縺 縺溘ヮ縺医○縺ァ縺吶→ 縺吶∋縺ヲ縺ゅi 縺溘↑繧上*縺ァ縺吶ワ 繧、繝溘◆縺ヲ縺セ縺」 縺。縺ョ謠蝉セ帙〒 縺翫♀縺上 j縺励∪繧ケ 見れば、花の様に待ち草臥れ。 響け寒々の險?闡峨、 抗っても←縺ア縺阪だった。 愚の削除。 縒りいっタ?に二つで→縺?浹、 瓢箪を吐いた。 歌は初めて照らされた。 諢丞袖縺н繧薙※辟⚪︎縺?h。 漂った 通り雨と淋しさ 避ける日々 深夜の街 散らばった漸減的プラズマ 交わって冷える腕 |
いえじ | 402 | |
合作 | 8682 | 鏡の中からあなたが消えた、 わたしの面影だけそこに残った。 眼に映るネオン色の電飾、 遮断機を待つ駅頭で立ち尽くしていた。 凛冽の声ふられ、 まだ泣き続ける。 耳を塞いでも、 想い出せぬ手の温もり。 いつかの夢ですれ違った約束、 空に堕ちてくのはひび割れた星、 雲が赤く染まったころに、 響くチャイムに急がされた、 ずっと ずっと 遊びたいけど、 「今日は、帰ろう。」 みんな家に走っていった、 「明日また会う」と手を振った、 地平線の奥を見ても、 何か失うだけで。 途切れた雨の端を、 まだ追い続ける。 口を噤んでも、 なれないのに。 果たせぬのに。 感覚を塞いだ。 孤独を得た。 軒灯の明かりが切れた。 意識の果て――― [保留] 全て、 嗚呼! 雲が赤く染まったころに、 響くチャイムに急がされた、 ずっと ずっと 遊びたいけど、 「家に、帰ろう。」 眼に映る色、 溶けた踏切、 往生の際の先の夢の終わりは、 次の夢だった。 鏡の中からわたしが消えた、 あなたの面影だけそこに残った。 ■■■を消し去るために。 [保留]の部分の解読が難しかったため、 文字化けと推定される復元を示しておきます。 誰か助けて。 縺?繧薙≠縺、繧上←縺セ縺 縺昴l繧上◆縺? 縺?″縺ヲ 縺励i縺ェ縺 縺昴l繧偵≧縺 縺溘>縺弱°縺溘k 縺ォ縺ッ縺ェ 縺溘″縺 縺九¢繧峨l縺ヲ縺薙m縺 繧偵◎縺育カ壹¢縺 繧?縺上↓縺ゅ@縺 縺ッ縺ソ縺?縺励※縺励∪縺ゅ◆繧 縺ォ縺?>縺上r縺セ縺倥∴縺セ縺吶 縺ォ縺ョ縺ゅ@縺翫?縺ソ 縺ッ縺ソ縺?縺励※縺励∪縺ゅ◆繧 だんあつわどまず それわただ いきて しらない それをう? たいぎかたる にはな たき? かけられてころ? をそえ続け? ??くにあし? はみだしてしまあたよ に????くをまじえます? にのあしおふみ はみだしてしまあたよ |