全てナナフシの所為です。
キ | 178 | |
6355 | 真実を、 見た神様が、 流した、 あの日の涙、 あれは意味の無いモノなのですが、 溢れ返る 液からは、 文字が 消えました。 真実を、 見た神様が、 傷つき、 人を愛せば、 その名は消えないのか? 存在せぬ哥を歌い続け、 嘗ての名前も、 今や偽に。 あなたにとって、 わたしは何か? 答えが見えないのです。 芽生えてた、 赤子の面が、 犯され、 穢れた貌で、 こちらの方を向き、 微笑みました。 それが嘘と知りながら、 海に消えました。 芽生えてた、 赤子の面が、 肖り、過去をなぞれば、 罪は許されるのか? 存在せぬ哥を歌い続け、 嘗ての名前も、 今や偽に。 あなたにとって、 わたしは何か? 全てナナフシの所為です。 存在せぬ哥を歌い続け、 嘗ての名前も、 今や偽に。 あなたにとって、 わたしは何か? (全て) の所為です。 沢山の0(む)が、 ここにいたのか? |
キキ | 96 | |
3277 | D.C.の本当の意味が、 零型の人を生み出す。 持ち込まれた灰の夢が、 外に伝わりかけた。 此処にある偽物の目が、 今何かを訴えてて、 留守電の音と、 べき乗の色が、 「嫌いだ」と叫びました。 出れぬ檻の、 蔑ろの面、 価値も、 罪も、 τでした。 それは、 第二オクテットの、 様なモノで、 酷く寒く、 言葉を探し回って、 途方に暮れるのでした。 それは、 消えたスキュタレー(スタキュレー)の、 様なモノで、 酷く脆く、 探し回った言葉には、 意味なんてないのでした。 数詞など無いモノ達が、 エニグマを壊し愛し、 ルートだけで作られた日が、 タイルをつなぎあわす。 ビクともしない人形は、 ニスのような悪巧みで 暗く光り始めた信号は、 号泣しだすのでした。 ハとハの音、 複式の謎、 雑さは、 νの表し。 それは、 第二オクテットの、 様なモノで、 酷く寒く、 言葉を探し回って、 途方に暮れるのでした。 それは、 消えたスキュタレー(スタキュレー)の、 様なモノで、 酷く脆く、 探し回った言葉には、 意味なんてないのでした。 私の使命を、 思い出せず忘れてしまう。 全てナナフシの所為です。 それは、 第二オクテットの、 様なモノで、 酷く寒く、 言葉を探し回って、 途方に暮れるのでした。 それは、 消えたスタキュレーの、 様なモノで、 酷く脆く、 探し回った言葉には、 意味なんてないのでした。 ありふれた場所を、 訪れてまた頬をぬらした。 誰が正しいのだろう。 |
深縹 | 80 | |
3100 | 誰も消えた星を知らなくて、 さいごに輝く夜空、 誰も星に気づかないのなら、 輝くのはどうして? 誰もあの日の名を知らなくて、 さいごに忘れられるの、 誰もあの名前を知らぬなら、 惜しまれるのはどうして? それは理想で塗りつぶされた両目の様。 「僕らはあの日の夜に抜け出してさ、 あの場所で笑いあっただろ、」 膝につけた絆創膏と涙を、 もう覚えていないの? だれも消えた星が見えなくて、 さいごに流した涙、 誰にも星が見えないのなら、 涙を流すのはなぜ? 誰もあの日の名を知らなくて、 さいごに忘れられるの、 誰もあの名前を知らぬなら、 惜しまれるのはどうして? それは記憶などとは言えない様なモノ。 「僕らはあの日の夜に抜け出してさ、 あの場所で語り合っただろ、」 一緒に見た星空と錆びた時計。 もう忘れてしまうの? |