全ておもての裏です。
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327 | 綴られた固定電話、 朽ちてぼやけていく、 それは此の世を正すもので、 応えの事象を探し回っている、 誰にも見向きはされない儘、 電線は腐っていた。 室外機の中に満たし、 怖気ずき消える、 必然的に得られたモノは、 目にも聞こえないのです。 黎明の鉛色の空は、 自ずから砕け散ると言うか、 気持ちの中で聞こえた音が、 闇と消えていました。 青白く光る液が、 意味を問いかける、 磁場の絡繰りを繰り返す、 あなたの行方を探し回っている、 濁った目で見られていたのは、 漏れ出た策略でした。 電柱の時の流れは、 やむ終えず止まる、 罵詈雑言の往く先々は、 自らの幽閉です。 気持ちの中で聞こえた音が、 自ずから砕け散ると言った、 黎明の鉛色の空は、 全ておもての裏です。 気持ちの中で聞こえた音が、 自ずから砕け散ると言った、 黎明の鉛色の空は、 全て▆▆の▇です。 沢山の沈 む 目には、 意味も分からずに。 |
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529 | 思い出に縋るだけならば、 もう後戻りはできない、 点滅が何時か途切れていても、 誰も見向きせず。 倦怠感に包まれても、 終わりだけは感じ取れず、 水底に落ちたその末路さえ、 似て非なるモノです。 悔いを改め、 累計を持ち、 無いモノを殺しました。 それは垂直抗力が、 形を模したモノであり、 炎色反応を起こして、 やがて蕩けていくのです。 そしてからくり人形は、 平然と下を指し示す、 逃げ場を求めた者たちは、 愚行へと走るのです。 魚は江湖に相忘るか、 ラジアル構造が問うた、 街灯が照らし出した路傍の、 忘れ物を盗る。 可笑しな話とは分かるが、 恣意にもがきあがいている、 利己的思考の老廃物は、 二兎を追いました。 悔いを改め、 累計を持ち、 無いモノを溶かしました。 それは垂直抗力が、 形を模したモノであり、 炎色反応を起こして、 やがて蕩けていくのです。 そしてからくり人形は、 平然と下を指し示す、 逃げ場を求めた者たちは、 愚行へと走るのです。 どうにか這い上がる姿が、 ひどく滑稽に思えました、 全ておもての裏です。 それは垂直抗力が、 形を模したモノであり、 炎色反応を起こして、 やがて蕩けていくのです。 そしてからくり人形は、 平然と下を指し示す、 逃げ場を求めた者たちは、 愚行へと走るのです。 快い世界を探し、 沢山の指先には、 意味も知らぬ儘。 |
教唆 | 23 | |
246 | 誰も知られたくはない事を、 あなたには知ってほしくて、 誰も知られたくはないのなら、 どうして見つめているの? あなたが知られたくはない事を、 私には教えてくれて、 あなたも知られたくはないのなら、 どうして教えているの? それはガラス細工の標識の様だった。 贋作という正夢を見ていた、 無造作に掻き消され、 独りでに自我が芽生えた者達に 教唆されていくのです。 いつも知られたくはない事を、 いつも教えてほしくても、 いつも知られたくはないのなら、 どうして探しているの? 例え偽善的な言葉を投げ掛けようとしても、 それは仁慈とは、 呼べないのでしょうか。 贋作という正夢を見ていた、 無造作に掻き消され、 独りでに自我が芽生えた者達に 教唆されていくのです。 |
未だ信じていました。(Short Ver.) | 26 | |
413 | 嘲笑われたのは、喧騒ですが。 後で人の口に、戸は立てられないものです。 此処にスカルプチャーは無く、取り憑かれていました。 真実も嘘も、蹴落とすなら。 誂って、弱って、隠しては如何? 未だ、信じていました。 見たいモノを見ても、聞くに堪えずに。 嘆き苦しむなら、その液は光るものです。 溺れるマテリアルが呼び、身を挿し込まれたよ。 さんざめく仁義も、厭うなら。 強がって、喚いて、赦しては如何? 全て表の裏です。 全て???の??です。 |
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硝子の光る部屋は、 偽物の哥とは呼べないが。 感情に身を任せても、 冷たい風が見えるのみか? 色も形さえ無いモノに、 意味を見出せぬだけ。 あらぬ言葉を綴ってみて、 探し出すことは出来ますか? 灯火だけが見えた場所に、 身を委ねてしまった。 快い音に戯れた、 なんて、戯言でしょう? |
気づかせてください。(Short Ver.) | 30 | |
428 | 失望という名の術は、 類義語とは言えども、 酔いは醒めて、善悪の区別も付かぬまま。 静寂を枯らした。 恥晒し。 蔑ろにし。 今更受け入れました。 遮光物を、眺めていた。 思いは、消えました。 「さよなら」の声が重なった。 気づかせてください。 破傷風が、飛んで征く。 思いは、絶えました。 すでに遅いのは知っています。 慰めてください。 言葉も伝えず。 怠惰な声も忘れはしないと。 全て表の裏です。 |