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綴られた固定電話、 朽ちてぼやけていく、 それは此の世を正すもので、 応えの事象を探し回っている、 誰にも見向きはされない儘、 電線は腐っていた。 室外機の中に満たし、 怖気ずき消える、 必然的に得られたモノは、 目にも聞こえないのです。 黎明の鉛色の空は、 自ずから砕け散ると言うか、 気持ちの中で聞こえた音が、 闇と消えていました。 青白く光る液が、 意味を問いかける、 磁場の絡繰りを繰り返す、 あなたの行方を探し回っている、 濁った目で見られていたのは、 漏れ出た策略でした。 電柱の時の流れは、 やむ終えず止まる、 罵詈雑言の往く先々は、 自らの幽閉です。 気持ちの中で聞こえた音が、 自ずから砕け散ると言った、 黎明の鉛色の空は、 全ておもての裏です。 気持ちの中で聞こえた音が、 自ずから砕け散ると言った、 黎明の鉛色の空は、 全て▆▆の▇です。 沢山の沈 む 目には、 意味も分からずに。