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覗き込んだ透き間に、
自意識を堕として居ました。
亡骸を差し出せば、
千秋は過ぎますか?
ガラスはいつか 割れゆくのです。/出鱈目に泣いてた。
それで喉は 潤せはしません。/抱きしめて!
血塗れな管を 差し込んで、/抱きしめてよ!
貴方を無理に 満たしました。/抱きしめてくれたら、 それで満たされるの!
愚劣な戯言を指して
何方へと行くのです?
駆け巡る足跡は九十九折の様、
蕩けた答酬は瓦解を好く。
猫を被った背信者は、/猫を被らない愚直者は、
箝げ替えはできないのです。/いつか己を滅ぼすの。
失うが蠹害を恐れるべきと、/握り締めた蠹害離さないで。
囃した愚者は付き纏う。/邪魔者は振りほどいて。
知らぬ間に求めてた貴方に、/根本から
触れたくて。/すでに間違っていたのか。
それを讃と書き留めるなら、/それに讃を投げかけるなら、
書いた端から消えてしまうのです。/しびれは二度と癒えない。
疎覚えの所為か、/胡頽子を燃やした過去の私は、
揣摩憶測は闇の中。/灰を被ってしまいました。
二度と想い出せないの。/匙を投げるしかないの?
認めるしか無いのです。/認めはしない。
目の前の光源に、
目を盗られて生きてはいけないのです。
理政を目の当たりにせよ。
既に手は届かないでしょう。
刹那に焦がれ、/堪忍の尾を、
萼を抓んで、/切らしていたの。
老少不定の/五蘊皆空の
此の世ですか?/現世です。
昔〱栄えた人も
今や土に還り踏まれるでしょう。
身を投げたその後は
裏切者よどうする?
渇いた月を見降ろしてた。
遣らず雨は未だ
地を叩いてた。
沈み折った揉み紙の中へ、
明日にも解を出し切るのです。
当て外れの事象に目が眩み。
爪傷さえ、上書かれた。
嗚呼、符号が身に染みる。
それは、貴方だけです。
行き違いの歩みに、
既に用などなくて。
愚劣な戯言を指して
何方へと行くのです?
駆け巡る足跡は九十九折の様、
蕩けた答酬は瓦解を好く。
猫を被った背信者は、/猫を被らない愚直者は、
箝げ替えはできないのです。/いつか己を滅ぼすの。
糾はる文字列が沈みゆくのは、/糾はる文字列を解けないのは、
全てうにょりてぃ~の所為です。/全てうにょりてぃ~の所為です。
僻んだ者ほど燃え尽きる。
溺れる者は藁をも掴む。
掴まれたものは沈む。 |