全てあなたと私の所為です。
蕩 | 42 | |
1170 | 耳に棲み付いているその虫が、 宛らガラガラ崩れ、 失われる、 忘れられる、 「嫌だよ」と言う、 届かないか。 徒花に似たあなたの姿、 憧れ、瞳を撞き、 感動、ありふれたその言葉、 命が蕩けてしまいそうだ。 感傷に浸ろう。 烏合の衆と間違えていた。 ありふれた一つだと、 間違えていた、 愚かしくも、 浅ましくも。 連なる理由に、 あなたの足跡を辿るのです。 故に歌が轟き、 この心が、 蕩けそうだ、 蕩けそうだ。 耳に棲み付いているその虫が、 宛らガラガラ崩れ、 失われる、 忘れられる、 「嫌だよ」と言う、 届かないか。 徒花に似たあなたの姿、 憧れ、瞳を撞き、 感動、ありふれたその言葉、 命が蕩けてしまいそうだ。 白い意味を知る。 あなたはどこまで解っている? 本当に本音なのか? その理由は、 果たして無知? それとも無視? 何が悲しいか、 誰が加害者か解っている。 あなたが蒔く希望に、 気付かぬ儘、 踏み潰して、 塗り潰した。 それは全てあなたの所為であり あなたが焼け落ちていく 如何してかな? あなたの所為? あなたの所為! 届かないか あなたの言は間違っている、 誰も教えないのか、 最期、 ありふれた抱擁の様に、 魂が揺れ動いた。 それは全てあなたの所為だけど、 あなたには届かなくて、 「壊さないで」 「歪めないで」 その祈りは身勝手かな。 世界を憎むあなたの声が、 私は理解できず、 そしてあなたを嫌うのでしょう。 全てあなたと私の所為です。 愛していました |
J.E.U. | 20 | |
663 | いつから始まっていたのか、 歪む足音が手を引いていく。 その先に潜む汚らわしさに、 気付かないままでいた。 張り裂ける程に尊敬して、 締め付ける様に憧憬して、 連なる理由を辿りつつ、 あなたを知るのでした。 壇上のあなたが嘆いた、 聞こえない声で不快になった。 故に私はそのおぞましさを、 好きになれないままで。 張り裂ける程に唾棄して、 締め付ける様に忌諱して、 白い感想が語られて、 呆れ果てるのでした。 あなたの姿が、 壊れて歪んでいき、 毒電波に蝕まれて、 吐き気を催すのか。 私の心が、 恋惑に苛まれ、 独善さに身を■ねた、 あなたを殺したいと。 踏み躙られた純潔に 現実を突き付けられて、 在るが儘の感覚とか、 無視し続けて感動して、 かつて抉られた心は、 惨く穿られ続けて、 不快で心地よい音が 私を蝕み苛む。 何も知らずにいれたなら 屹度今も幸せだと、 無意味で愚かな希望を 抱けど虚しいばかりで。 恨み恨まれるあなたは 無知を晒し無視を続け、 独りよがりの退廃に、 首まで浸かったまま。 あなたの姿が、 壊れて歪んでいき、 毒電波に蝕まれて、 吐き気を催すのか。 私の心が、 恋惑に苛まれ、 独善さに身を■ねた、 あなたを殺したいと、 身勝手に祈りましょう。 |
全てあなたと私の所為です。 | 85 | |
1357 | 腕を掴んでは、 斬り落としていく。 燃え盛るあなたと私、 似ても似つかないでしょう? 馬鹿ですか? 馬鹿ですね。 みんなもしっているね。 あなたに照準を定めたら、 何度でも、 後悔するのでしょう。 声を上げ、 哭けば、九衢になれるとでも言うのか? 愚か者、 死ね。 超越を飼い慣らした神様は、 脳が足りない。 声を上げ、 哭けば、九衢になれるとでも言うのか? 愚か者、 死ね。 超越を飼い慣らした神様は、 脳が足りない。 あなたの話です。 吐き捨てて、 吐き捨てて、 まだ蟠る。 あなたにも、 私にも、 裏切られたよ。 噫。 まるで鞭が折れ、 罪が生まれる様。 地獄が続くのは、 全てあなたと私の所為です。 |