しー汰
晦ます雲 | ||
45872 | 消えたけれど残ってる 水溜り踏んで 暗闇に光っている 街灯を眺めて 置き捨てては何も出来ないし 転がる石を追い続けても疲れて その無情な笑顔をしていても 何もかも、消えます 都会の真ん中で 広がる摩天楼 消え去る雑踏で 今ただ泣きそうに 消えたけれど残ってる あなたの一望 お陰様でその望みは 切なく儚く 取り戻しても意味が無いので 堵列した憂鬱を捨てても遅いので その深く長い夢を見てても 終いに、消えます 都会の真ん中で 広がる摩天楼 消え去る雑踏で 今ただ… 都会の真ん中で 歌を唄っている 消え去る雑踏で 今ただ泣いている 都会の真ん中で 私を聴いていて 消え去る雑踏で 今ただ愛してる |
蒼に染まる | ||
真夜中の怠惰を押し退けて 混迷を抱けど歩いた 彼の儘サヨナラと押し退け 何一つ出来ず 東京の歔欷、廃る路地裏 本日も美しく見えます 無価値で酔生夢死の お仕舞いがお似合いです 踏み躙ってしまうから 穢れた僕を忘れますようにと 闇路へと消えてしまおう 夜は止め処も無く 蒼に染まる 跡形も無く消えた景色を 偲ぶ事さえ忘れた 彼の儘佇んで惚けて 何一つ出来ず 中身の無い幸せならばと 悦に縋れど彷徨った 失くした愛はもう戻らない 「出逢わない方が良かったんだね」 傷付けてしまうから 腐った僕がいなくなるようにと 闇路へと消えてしまおう 夜は止め処も無く まだ蒼に染まる哉 踏み躙ってしまうから 穢れた僕を忘れますようにと 闇路へと消えてしまおうか 傷付けてしまうから 腐った僕がいなくなるようにと 闇路へと消えてしまおう 夜は止め処も無く 蒼に染まる |
電車 | ||
まだ居たいと想った 見たい景も有った 何も出来ずに居て もどかしくて 遠のき闇深くなりそうな また昨日の嫌悪想い出し 微睡む 嫌いと化し澱む夢 荒び暮れの空 二度と戻りはしないけれど 次の駅まで行く 塞ぎたくはなかった もっと知りたかった 何も出来ずに居た自分が嫌で 心が乱れそうになっても どんなに努めてもダメでした 微睡む 嫌いと化し澱む夢 荒び暮れの空 二度と還りはしないけれど 次の駅まで行く 遠のき闇深くなりそうな また昨日の嫌悪想い出し 微睡む 嫌いと化し澱む夢 荒び暮れの空 二度と戻りはしないけれど 次の駅までさあ行こうよ 嫌いと化し澱む夢 荒び暮れの空 二度と還りはしないけれど まもなく駅に着く |