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携帯ゲームの音が、 壊れていて、 一人の耳をそれが劈いて、 血が流れても、 誰もが普通だと言う、 わたしが狂っていたらしいのです。 何も正しくないから、 この歌詞さえ、 しか他なく合わせていく、 そうしたら意味を見失うのです。 退屈な弔いですが、 あなたが見ているはずもないな、 盲目のタナトフォビアが、 形作ってしまう。 誰もがそう言うのだから、 いつも通り、 黒い服に、黒い髪に、 黒い心の中身。 何時か形骸化したよ、 そうやって意味なんて消えていく。 怨みが形を成せば、 良かったのに、 空想でしかないのだ、 どこにも夢のない話ですね。 退屈な弔いですが、 あなたが見ているはずもないな、 弱い葦でしかないのか、 全てヒトの所為です。 面倒な弔いは今、 複雑に絡ませた痛みに、 フタを被せてしまうのか、 全て██の所為です。 沢山の目が光るのに、 見てもいないのだ。