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全て虞美の所為です。
https://youtu.be/xLxx7PtorlM
K²模倣

2023年9月10日


2024年2月20日0:37

: 6155

かすかな陰影に、気を取られていた。 一寸先の灯の中へ、 吸い取られて消えていった。 劣情に飲み込まれ、転げ落ちる夢も。 覚めてもそれから先のことを、 愁い続けるでしょう。 たとえ嘘でもいい、それが業でもいい、 忘れて仕舞う前に記して、 狐の子が、覗いていた。 開かずの扉に、縋る様に。 そこに存在する筈も無いもの、 抜けた電源コード、外れた蓄電池。 いつか私を動かしていたような。 何を糧にして、何を汚して、 寂しく並べていく、 愚なる身を捧げた儘。 かすかな残り香を、探し当てる様に。 藁に巻き付いた御守りを、 自ら解き解く様に。 愛情に取り残され、指を挫く過去も。 正しさを唱え砂の奥へ、 埋もれ続けるでしょう。 高が絵空事、高が世迷い言、 壊れて仕舞う前に叶えて、 狐の子は、眠っていた。 開かずの扉に、願う様に。 揺られる先の分からぬ列車に、 誘われていた、惑わされていた。 願わぬ事も全て連れていくような。 かつて名を残し、夜越しの夢を、 片隅で思い出す。 後ろへと並ぶ者が、 恋しくて。 ああ、ついに拾われることの、 無かった鉤括弧でした。 私の頬に添えられた。 果たして誰ですか? 白鷺に水を掛ける。 そこに存在する筈も無いもの、 抜けた電源コード、外れた蓄電池。 いつか私を動かしていたような。 何を糧にして、何を汚して、 寂しく並べていく、 愚なる身を捧げた儘。 そこに存在するか、 信じてもいいのですか。 かつて誰かを乗せていた、濡れた吊り革、 行き先の掠れた切符、 優しく口で咥えて、 狐の子が運んで来ます。 自ら進み迷える様に。

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2024-12-18(ver.1470)

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