仄から街灯の明かりの下の、 鮮やかな息吹を断つ。 針は尚も見目麗しく、 ポツリ、また滴り落ちて、 萌しは見せない、キミ雲隠れ。 震える心、微睡む。 陰口の合間、爛れた肌膚で、 寂然と熱は生まれる。 グシャグシャに潰された人魂は、 硝子色に染まる真秀場。 干戈を交える死出の旅路いつか、 此乃體、罪に浸され、 灼き尽くされる。 其くらいなら未だ現世の、 恋で身を焦がしたい。 止め処無く流れゆく音の行く先、 深夜の交差点、中央。 意志薄弱の月を仰げば、 償えぬ輪廻。 飽和した透過した、 何を見た不知火の、 逸脱をした譫妄した、 切り裂いた體。 軈て自我は融けて、 記憶も削げ落ちてしまうのでしょう。 あなたの所為で。 悲しみは音も無く、 忍び寄るパラノイア。 唆される煙を撒く、 咲いた夜に。 そして哭き止む、零になる。 誰が慰めている。 まだ夢を見るオートマタ。 歯車が軋る。 狂い出した、息をした、 瞬いたアルギエバ。 伝聞ば草葉の陰で、 跫を待ち侘び。 静かに息を止め、 約束を交わしたのです。 全て幽霊の所為です。