さびれた地下街の先で 捨てられた注射液 とつぜん恐怖心にかられ 引き返そうとしたら あかい傘をさした少女が こちらをみつめていた。 くらい森をぬけた先で 捨てられた注射針 ぼくは助けを求めたが もう手遅れだった こわがりなぼくは きみをまきぞえにしたんだ なりそこないで だめなぼくの 血はあおいろだ するとかれは笑みを浮かべ しろいハコを指さす 手も足も とかされ きえて かれは何かをしゃべる ぼくはかれの言うとおりに ノイズをたべたんだ 嗄れたのどをうるおすように ぼくはクギを打ち込む どこかとおくにきえてしまい ぼくは穴をのぞく こわがるぼくを なぐさめてくれた かれはどこに? なりそこないで だめなぼくの 血はあかいろだ こわがりなぼくは きみをまきぞえにしたんだ なりそこないで だめなぼくの 血はあかいろだ こわがりなぼくは きみをまきぞえにしたんだ なりそこないで だめなぼくの 血はあかいろだ