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踏切の傍、お地蔵様が笑う。 心地よいリズムで警笛が鳴る。 アナログの波は強さを増していき、 それを聞く者を吸い込んで往く。 その者の調につられ、導かれるように、 歩んでいくと、足を掬われ、 気づかないうちに、 我々も、 引き込まれてしまいました。 彼が細胞を名乗るならば、 我々はエスですか? 穴のない五十円玉達が、 井戸から出てきたのです。 その先へ進んでいくと、綺麗な星があり、 それに触れたら骨が折れていく。 その感覚は気持ちよくは無いのですが、 不審な熱源がこちらを覗く。 その者の調から逃げようとしても、 手応えは無く、 さらに奥へと、 引き摺りこまれてく。 その先は、 4✕8=32の噂です。 彼が細胞を名乗るならば、 我々はエスですか? 穴のない五十円玉達が、 井戸から出てきたのです。 死んだナメクジは、生き返らず、 それを償うことも出来ず、 全てわれわれの所為だったのです。 彼が細胞を名乗るならば、 我々はエスですか? 穴のない五十円玉達が、 井戸から出てきたのです。 彼が細胞を名乗るならば、 我々はエスですか? 穴のない五十円玉達が、 井戸から出てきたのです。 何に追われているのか?