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思考とか浅慮とか、 奪われ続けた。 声の道筋には、 移住した影の送り主が。 透く仰せの儘、 何方の笑み? 何方の叫びか? 俯いた、 関節のどよめきだ。 朧げね。 手繰り寄せ、煤の舞う頃、 心に咲かせた。 それはそれはおかしくて、 壊れてた、 あなたの手が。 いつもいつもそれは、 拒否し続けてた。 とにかくとにかく見た、 逃げた 灰になる。 いつもはいつもは一緒で、 一つ描いてたね。 何も知らず、何も知れず、 そこは進み行く。 いつもいつもそれは、 拒否し続けてた。 とにかくとにかく見た、 逃げた 灰になる。 いつもはいつもは一緒で、 一つ描いてたね。 赤く燃えて、黒く消えた。 あなたの依り代。 いつもいつもいつもいつも、 傾げるあなたは。