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例えば、慰めと知って消えるのなら、意味を無くすのだろう。 並べられた点を忌じなる獲で、美麗な"称"を辞すのでした。 後続と所以の手で外しずらす為の、隅を揺らす様並べ謳った。 交わせど、為らずと見るが儘、誘うと言うのか? 未だ、導ゆく花の差異を弾いた、逸楽の再訪を、 冷たい風に吹かれてそっと目を閉じた、影のように消えて行く。 ただ、不確かな輪郭の音を描く、何時までも続けるように、 あの時の余韻に、焦がれてく様に、何処かへもう消えていった。 例えば、静けさの中で、彷徨っているあなたの面影と、 後悔の渦に飲まれ溺れて行く、寄せては返す波に、二度と戻れない。 あなたがいて、交わしたこと、紛れもないのでしょう。 消えてしまわぬ様に歌い続けた願いゆえに、深く沈んで行く。 それは、近似を臨むよう掛けあわせて行く、無実の命よ、 懐疑的に寇なす技士が泣きつくは、何処から見ればいいの? 耳鳴りの様に喉を鳴らす害虫の様、紛れてしまっていた。 泡沫の語順があふれる為に、翡翠の石碑を眺めた。 紅葉を鈍く編んだ。 願われて、昌を選んでいた。 公称はなぜ祭祀を噛む? 誉の身は切望に準えた。 連想が匙を挽いた。 安堵して、徴を選んだ。 構想を抱く代わりの手で、 紛い物が殻の外と泥んだ。 紅葉を鈍く編んだ。//いつでも、[友よ、](冤罪は解と休んだ。)《消耗は弔を得た。》[置いて行かないで!](鞍替えして、影を色を描く。)/例えば、 願われて、昌を選んでいた。//言葉が続くでしょう。《いざ賭して、音を掛けあわせた。》[戸惑いの果てに、] 公称はなぜ祭祀を噛む?//つなぎ目の影が、{あなたの手の中、包んだ。}(言及が災いした、それも懐かしめば、)《色が待つ商事の権、》 誉の身は切望に準えた。//切れた。[友と、出会った。](二や五に使えるのだろう。)《間違うのは、失望を抱くから。》 連想が匙を挽いた。//もう、光彩が、(旋風が右を向かせた。)[赤い薔薇の余韻が、]《焼香が意味を招いた。》{意思が眼が語った、記号だ。}/例えば、慰めでも信じてた。笑顔に慣れると思っていたと。 安堵して、徴を選んだ。//見え隠れしているだけなのに、(誰かに声をかけられていた。)《臨まれず、忠言を綴じた。》[影だけで揺れていた。]{あのね、私がね伝えるんだ。} 構想を抱く代わりの手で、//あかとあおがゆらいでいた。(誘惑に従うのが、悲しく、)《寵愛に飲まれるが思慮で、》{真の言葉で紡いだ。}/誰も教えてくれない。 紛い物が殻の外と泥んだ。《願い事も、独の中を這いずった。》(冬の様に、解けて流れて消え行く。)/その誰かが青空と、誓った。 例えば、 描こうと謂った、幾度も擬えた眩しさは、 事象の所為だと知って、 その調べを辿っていた。