意味がありげな並木にて、 着信音が呼んでいる。 聞こえてますか? 示された道。 逸れることも出来ず。 未だに助けを求めるのは、 いずれにせよ不格好。 光をともし、 曇りのち晴れ。 指令の直列処理。 霞も時雨も見えなくて、 露骨に崩れていく。 鍵を失くしたあなたの意志は、 何処にあるのだろうか。 治療薬を、 衝動に身を任せていた、 能動的な改札。 ガチャリと閉じていく、 全てわれわれの所為です。 意味などなく。 変化の見えぬ旋律は、 色数が足りないけど、 痛む古傷、 閉まる喉元、 やけに高い画質、 切れた糸をつむぐ覚悟は、 僕には足りないけれど、 使いまわされ、 捨てられていく。 これも誰かの所為で、 心の在処はもう見えず、 贋作の証拠です。 生まれた時に見ていた夢は、 もう忘れていますと 愚者が集う。 恣意的に体を蝕む、 能動的な改札。 ガチャリと回る脚、 全てわれわれの所為です。 意味を為さず。 さくら さくら やよいの空は 見わたす限り かすみか雲か さくら さくら やよいの空は 創造の木の実を食べた 鳥が全て二つに割った さくら さくら 野山も里も 見わたす限り かすみか雲か さくら さくら やよいの空は 見わたす限り 花ざかり