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警戒色の心の根に、 冷たい刃が刺し込まれて、 四方を睨む氷の瞳に、 手足はもぎ取られた。 目覚めの音色は遠く響き、 往来を往く木偶を避け、 損得勘定の針が揺れて、 無理が押し通る。 結論の上、 鏤刻を重ね、 蛞蝓は風化しゆく。 それは諸行無常の鐘が、 響き渡るが如く、 抗うことすら為せぬまま、 永久に凍りつくのです。 それはシーザーコードの上、 明かされるように、 藻掻き喘ぐ叫びですらも、 助けにならないのです。 俎上に載せられた責任を、 能ある鷹が啄めば、 困窮という名の袋小路で、 遠謀へ墜ちる。 二の次に置かれた慰みも、 三つ角に姿を消して、 未完の大路を抜けた先に、 温情があるの? 彼方の旅路、 酸い夢を見た、 蛞蝓は今何処に? それは諸行無常の鐘が、 響き渡るが如く、 抗うことすら為せぬまま、 永久に凍りつくのです。 それはシーザーコードの上、 明かされるように、 藻掻き喘ぐ叫びですらも、 助けにならないのです。 這いずり回り、 意味を成すことを止めました。 全て空白の所為です。 それは諸行無常の鐘が、 響き渡るが如く、 抗うことすら為せぬまま、 永久に凍りつくのです。 それはシーザーコードの上、 明かされるように、 藻掻き喘ぐ叫びですらも、 助けにならないのです。 温かい場所を、 心ない足音が、 踏み荒らしてゆくのか。