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息絶えたモノ達が、 手を引いてくるので、 後ろを振り返ってみると、 意味も無く揺れていました。 引き剥がしたが間に合わず、 自分が見えていました。 先の無い闇の中へ、 誘う糸(厭)は赤かったので、 切り離したが間に合わず、 引き込まれて往くのです。 血は滴り、 サイレンが鳴る。明るい旋律で首を落とす。 たわむれに繋がれた命、 死ぬ為に生きて往く。 取り出した心臓は、 携帯出来ないが、 「手放すのも惜しい」とのこと、 心惹かれるモノなので、 やむ終えず動けなくして、 鞄に詰め込むのです。 抗う者は美しい 生きたヒトに価値を感じる 欲望に目を眩ませては、 思考に鈍らせるのです。 たわむれに繋がれた命、 明るい旋律で首を落とす。 血は滴り、 サイレンが鳴る。全て人々の所為です。 たわむれに繋がれた命、 明るい旋律で首を落とす。 血は滴り、 サイレンが鳴る。全て**の所為です。 此の世に誰も居なければ、 いきていられたのかな。