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心底に溶け込んだ、 迫る塗炭の火、 体側を余剰に、 穿孔をする小半時。 途絶えた心象は、 確かだった万障。 輻輳へ鳴りを潜め、 倦厭は脈打ち出す。 態様への蹉跌は覆われて、 均衡を取り戻した。 哮る。 絶える。 還る。 叫ぶ。 記憶が憂いを呻き出す。 誤り隔てた惜別に。 陰影へ慰んだ、 衒う五感と韻、 僭称の余地はなく、 表層は顕在化する。 在りし日の虚言は、 入り交じって溶ける。 透明な鏡を割り、 白金が雨を降らす。 知性への重力を踏み潰し、 警醒に傾くのです。 染める。 終える。 浮かぶ。 消える。 記憶は思考の軌道まで。 失くした■■■の惜別へ。