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確かめる二人の命の絆、 足元にわたしの影の音が響く、 首肯さえ出来ずに甚だしくて、 鍵の音が近付き壊れるのです。 燃えて灰となり、 純白の色の、 檻の中から手を招き、 相反する抑揚で、 静謐を祈るのか。 くらりと回る足、 斥力に導かれて、 プツリと途切れる音、 箱の中の夢のその先に、 祈りを捧げてはいけません。 蓋の無い彼等の蠢く姿、 背後からこちらへ来る下駄の響き、 首肯さえ出来ずに甚だしくて、 過ぎ去った心に目が眩むのです。 夢寐に囚われて、 気付かないまま、 回る運命の赤い火が、 公に晒しては、 未熟に感じるのです。 不透明な時雨、 目と目が合わさった音、 ガチャリと閉まる蓋、 熱に揺られ煙突の方、 燃やされ灰になるのです。 燃えて灰となり、 純白の色の、 檻の中から手を招き、 相反する抑揚で、 静謐を祈るのか。 くらりと回る足、 斥力に導かれて、 プツリと途切れる音、 箱の中の夢のその先に、 不透明な時雨、 目と目が合わさった音、 ガチャリと閉まる蓋、 熱に揺られ煙突の方、 狂酔しては舞い戻る。