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全て歌詞の所為です。のロゴ 全て歌詞の所為です。

見ていたような気がした、 足枷を引き摺る私、 開かずの戸にしがみ付いたまま、 鍵だけを捨てました。 走ったような気がしたのは、 腐敗した腕の生える道、 見せられていたのは、 私を撲る彼女の顔。 十の銭を押し込んで、 外れた受話器を握り緊め、 ドアを開ける音、 聞覚えの無い声に泣き叫ぶ私。 不快に音を鳴らした、 喘ぐ細い息、 概念化した彼女の仮名は、 捨てられてく、忘れられてく、 こちらを覗く東雲、 現の微睡み、 目を閉じる様に腕を伸ばし、 連れ込むのでしょう。 泪零す君の顔。 見ていたような気がしたのは、 迫り繰る時間だけ、 聞いていたような気がしたのは、 やけに煩い針の音。 走ったような気がしたのは、 誰も居ない砂利道で、 意味を求めるかの様に、 ただ追いかけているだけで。 凍る声を押し込んで、 ノックもせずただ押し開けて、 それは止め処なく流れていた、 宙ぶらりんと見開く眼。 ただ暖かに故落ちて行く、 誰も止め方がわからずに、 噛もうとした私の外套は、 誰に触れる事も無く透けてゆく。 不快に音をならした、 夜を彷徨って、 概念化した彼女の腕は、 私の腕をつまみ損ね。 こちらを覘く東雲、 現の微睡み、 沢山の私達が、 手を差し伸べてたのか。

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2024-12-18(ver.1470)

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