: 3522
あなたが見ていた黒い壁に、 小さく開いている圓い穴を、 見つめていた、 透き通る音だけを聴いて、 足音をずっと追いかけていた。 何時しか覚えた牙で、 求めた忘れた色を、 壊して壊してしまった、 後悔の雨粒掬って、 頭を抱えて殴った、 その文その音、 もう誰にも届くことなんて なかったのです。 窓際の囀り散る華達を、 今も未だ隅から眺めているのでした。 ずっと上で翔んでいるあなたの気色教えてよ、 もう戻れないと知った、 あの日こと。 きっと。
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あなたが見ていた黒い壁に、 小さく開いている圓い穴を、 見つめていた、 透き通る音だけを聴いて、 足音をずっと追いかけていた。 何時しか覚えた牙で、 求めた忘れた色を、 壊して壊してしまった、 後悔の雨粒掬って、 頭を抱えて殴った、 その文その音、 もう誰にも届くことなんて なかったのです。 窓際の囀り散る華達を、 今も未だ隅から眺めているのでした。 ずっと上で翔んでいるあなたの気色教えてよ、 もう戻れないと知った、 あの日こと。 きっと。