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喚くような海の浜辺で、 ただあなたを待ち続けた、 尻込みするような陸風が、 おびやかしているのです。 思慮が足りない待ち人はみな、 綴る脳の気もしらずに、 手取り足取り騒ぎ散らして、 繰り言を吐くの。 駄弁を垂れ、 彷徨い疲れ、 逝く意味も忘れました。 それはクーロンの法則の、 様なモノであり、 異なるものとは惹かれあい、 同士とは抗うのです。 それはディジタル信号が、 示し出す通り、 解り合おうとする意図も、 苦悩に粉うのです。 網呑舟の魚を漏らすと、 ない事をあったように言う、 戯言偽りの法螺吹きが、 怯えて震える。 おどけて願った言葉はみな、 洒落た打鍵に報われて、 厭悪され、 手慰みにされて、 薫風と煽る。 駄弁を垂れ、 彷徨い疲れ、 逝く意味を探しました。 それはクーロンの法則の、 様なモノであり、 異なるものとは惹かれあい、 同士とは抗うのです。 それはディジタル信号が、 示し出す通り、 解り合おうとする意図も、 苦悩に粉うのです。 御湿りの夜に、 心を奪われていました、 全てあの日の所為です。 それはクーロンの法則の、 様なモノであり、 異なるものとは惹かれあい、 同士とは抗うのです。 それはディジタル信号が、 示し出す通り、 解り合おうとする意図も、 苦悩に粉うのです。 瀟洒な手つきで、 軽薄なわたしたちを、 弄んでいるのか。