それは脆い殻を外から衝く様で、 ユラユラと揺れているのでしょうか、 知りたい要求が拒み立ち止まり、 何故かそこには居ませんでした。 それは何度も声を掛け続けて、 大きくなり過ぎた心臓が、 限界を超えて手を伸ばし、 硝子を二つに割ろうとしました。 雨が降り身体を刺して溶けていくのだろうか。 逃げて罅割れる、 我楽多の中、 行ったり来たりが繰り返されて、 無意識に立つ、 大きな何かが、 重ね鳴らし末路を辿るのです。 それはもう存在しない筈の様で、 抗い続けていたのでしょうか、 赤く染まって外壁を塗りつぶし、 何故かそこには居ませんでした。 それは名だけを書き換え模って、 大きくなり過ぎた心臓が、 限界を超えて手を伸ばし、 時だけを加速させるのでした。 雨が降り姿ごと消し去ってしまうのだろうか。 逃げて罅割れる、 我楽多の中、 行ったり来たりが繰り返されて、 無意識に立つ、 大きな何かが、 重ね鳴らし末路を辿るのです。