: 2211
: 93
思い出す、日々のこと。 何かを見つめた純情さえ夢に見て。 思い出す、明日のこと。 一刻に満ちぬ欠片でも。 触れる、響く、凪ぐ、映る、 その糸さえ掴めずに、 微睡み消えた影を追いかけて、 常夜へ墜ちました。 星空の彼方に浮かんでる光が、 わたしを呼ぶ様に。 夢の中へ沈む。 雫がひとつ垂れ落ちる幻です、 心が解けてた。 思い出す、日々のこと。 あなたを感じる鼓動でさえ夢に見て。 思い出す、明日のこと。 水平もひどく曖昧で。 時間を忘れてひたすらに駆けた。 どこか寂しくて、 満たされぬ心の足しにして。 此処で光を追いかけて、 目覚めぬ様願いたい、 例え叶わなくとも。 星空の下にてわたしは絶え間なく、 あなたへ呼びかける。 玉繭のこころで。 雫の街でひた隠す幻です、 心が解けてた。 星空の彼方に浮かんでる光が、 わたしを呼ぶ様に。 雫がひとつ垂れ落ちる幻です。 星空の下にてわたしは絶え間なく、 あなたへ呼びかける。 玉繭のこころで。 雫の街でひた隠す幻です、 優美の聲をして。