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吹き抜ける、 海潮の風、 雲間に見えるは、 耀く星。 喧噪渦巻く小天地、 人々はもう、いなくなっていた。 夕暮れに涙が宿り、 明けぬ夜に頬を濡した。 途方に暮れ、 路頭に迷い、 身を委ねて、 天に仰いだ。 共に悩める、 全ての人に捧ぐ、 恵愛の歌。 迷える羊が 天に昇れば、 朝明けに喜び叫ぶでしょう。 澄み渡る、 青い空に、 光り輝くは、 永久の御国。 手を伸ばし、 恋焦がれては、 適うように、悔い改める。 いみきらい はなれるこころ たがいのこと けおとしあって さらしあい たたきたたかれ なんのために あらそってるの? 共に悩める、 全ての人に捧ぐ、 恵愛の歌。 迷える羊が 天に昇れば、 朝明けに喜び叫ぶでしょう。 言葉の意味も意図も、 然程あなたには響かなくて、 此処で印す意味が無くても、 せめて想いだけは伝えたい。 共に悩める、 全ての人に捧ぐ、 恵愛の歌。 迷える羊が 天に昇れば、 朝明けに喜び叫ぶでしょう。 生きとし生ける、 全てのものに捧ぐ、 恵愛の歌。 迷える羊が 天に昇れば、 共に肩組む日が来るでしょう。 吹き抜ける、 海潮の風、 雲間に見えるは、 耀く星。