: 6803
: 220
「死人に口なし」と言われて、 歯を食いしばるのでしょう? 悦に入る火葬の場、 意味という名の子供騙し、 偽善者(おまえ)の事を憎んでいた、 彼のけりをつける為。 響く人の悲鳴とは? 無法者(かれら)とは何者か? 新たな標的に、 縊て縊て縊て今、身罷るのです。 現世を怨む短六度、 葬られて無法者(かれら)に苛立つ、 「死人に口なし」と言われて、 歯を食いしばるのでしょう? 既に息の根は絶え、 臥薪嘗胆すら出来ない。 己の弱さに落ち込んだ、 無法者(かれら)の死に様が見たくて。 疑う緋の正体は? 被害者(わたし)は何に悩むか? 後世に委ねても、 彼は「明日も知れぬ者に自我は無い」と。 翡翠に荒む長六度、 躰の肉が焦げて逝こうと、 灰に消えゆく情念は、 全てあなたへの怨み。 逆らおうとしてまでも、 無法者(かれら)に■■■を伝えたい。 嬲り、屠り、思念体となり。 復讐を誓うでしょう。 現世を怨む短六度、 葬られて無法者(かれら)に苛立つ、 「死人に口なし」と言われて、 歯を食いしばるのでしょう? 灰に消えゆく情念は、 全てあなたへの怨み。