: 1850
涙を流す事が出来れば、 それで良いのですか? 気鬱な理科室、 設問に応えはせず。 明るみに出ず、其れに意味無く、 無常に響いた。 これ見よがし、息もせずに、 パズルを組み立てていた。 聞こえた音に、嫌気が差して、 只、それを見つめています。 問うて、問うて、問い続けるの。 全てあの日の所為です。 未だ解は見えず、 全ての社会の縮図。 途中で止めたパズルを見るが、 答えは遠のく。 扉を開く、時が満ちる。 未視感を探るのです。 私の声が届いてますか? 気付かぬ前に天を絶つ。 悔いて、悔いて、悔い続けます。 夕陽は優しいまま。 聞けば「霞の如くを聞く」と言う。 咎めて、 斯く語りき。 地下室の数多の声が、 何時しか追風になって。 問うて、問うて、問い続けます。 全てあの日の所為です。