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あなたがそこに居ないこと、 未だ許せなくて、 私が確かに見ていた、 過去に溺れている。 手向けるには何か必要ですか、 追憶と、 思い出と。 草木がまだそうである様に、 何時かは目の前を去るのですが。 あなたと共にいた日々は、 未だ捨てきれずに、 私が確かに感じた、 過去が恋しくなる。 弔うには何を想うのですか、 追憶を?思い出を? 全てがまだそうである様に、 何時かは目の前を去るとしても。 泣いた。あなたの眠る場所、 手には一輪のハルジオン。 常世があなたにあるのならば、 きっと雲の上でまた。 泣いた。あなたの眠る場所、 手には一輪のハルジオン。 常世があなたにあるのならば、 きっと雲の上でまた。