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誰も此処を知らないのは、 彼等の幸福の所以で、 誰も此処を知らないこと、 気づいた一人が有り得るの? 君が此処を知り得たのは、 瞳に綾なす導きで、 君が此処を知り得たなら、 何色の虹を描くだろう。 やがて退廃の音色が響くとき、 焼き付いた偶像が、 永遠を望むのです。 脊髄を指した存在も、 割れて輝く確執も、 鍵が示した仮初も、 悦に擬えて。 揺れる協和音の先、 名前の意味が舞い散とき、 光を灯す旋律すらも、 全部全部死んでく。 いつも此処が見えないのは、 明日の随筆の所以で、 いつも此処が見えないこと、 目的と共に為されるの? 君が此処を知り得たのは、 瞳に綾なす導きで、 君が此処を知り得たなら、 何色の虹を描くだろう。 何時かの希望を忘れて仕舞おうと、 かき消した偶像で、 永遠の所為にして。 脊髄を指した存在も、 割れて輝く確執も、 鍵が示した仮初も、 悦に擬えて。 揺れる協和音の先、 名前の意味が舞い散とき、 光を灯す旋律すらも、 全部全部死んでく。