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邯鄲たる衰微を憶え、 奇しくも澱み眩み。 失言的に熟れた果実に、 亭々せし而已ぞ知る。 騒然たる失意を求め、 向わせ夥しく。 暫定的な呉れた開けゆり、 遺恨と結う悲しけり。 無理な言葉と、 意識を問う。 吐露すされば満たされゆ。 それは苦言を呈させぬと、 声を高に張り上げる。 故に叶わば腐ることなど、 とうに思い出せぬのです。 それは所以と示されるも、 曰くただ的外れで。 意味もなく今嚥下を返す、 喉は燻れているのです。 暗澹たる救いを受けて、 末路を只管辿る。 理知的だけと云えたあなたに、 肉薄すわたしは誰? 眩暈のする帳の隅で、 偶像と向き直る。 眼の光手を伸ばしたら、 冷酷へと落ちてくの。 澄んだ言葉と、 ぎこちなさで、 ただ助けを求めたよ。 それは苦言を呈させぬと、 声を高に張り上げる。 故に叶わば腐ることなど、 とうに思い出せぬのです。 それは所以と示されるも、 曰くただ的外れで。 意味もなく今嚥下を返す、 喉は燻れているのです。 ただ征かれることも出来ず儘、 明け方の星、 砕ける月と、 全て結の所為です。 それは苦言を呈させぬと、 声を高に張り上げる。 故に叶わば腐ることなど、 とうに思い出せぬのです。 それは所以と示されるも、 曰くただ的外れで。 意味もなく今嚥下を返す、 喉は燻れているのです。 ただ吹かれることも出来ぬなら、 今縺れ糸掴んでも、 放さずに。 風の止むまま。