: 319
: 27
いつか知られた事、 何か覚えてる。 いつも健やかに生きて、 何も考えないことなど。 いつか知られたなら、 何か嫌なの。 瑞に縋った者だけ、 地獄絵図を生み出すの。 あの時知られた物、 誰とも忘れず、 あの頃健やかに生きて、 誰とか考えない事など。 あの時知られたのは、 誰とも判らず、 これも瑞とできないなら、 空は広いだけなのでしょう。 それはまた一つあの道の足跡が増える様だった。 鶺䴇が私達に語り掛けてくる、 金糸雀を守って寄り添って進むのだ。 水海月の側で椅子の上踊りだす、 勿忘草も言わせ無い渡し合う事も、 ずっと。 見るか知られた事、 それか覚えてる。 見るも健やかに生きて、 それも考えないことなど。 見るか知られたなら、 それか嫌なの。 今も追っているのなら、 追憶は花に咲いた。 暑さに知られた物、 あなたも忘れず、 暑さに健やかに生きて、 あなたか考えない事など。 暑さに知られたのは、 あなたも判らず、 これも瑞とできないなら、 空は広いだけなのでしょう。 それはまた一人腕を広げ挨拶をする様だった。 鶺䴇が私達に語り掛けてくる、 金糸雀を守って寄り添って進むのだ。 水海月の側で椅子の上踊りだす、 勿忘草も言わせ無い渡し合う事も、 ずっと。 咳の聞こえた夜も、/水の心と共に枯れた時は、 あなたの側に居るから何も心配せず此の夜は眠ろう一緒に。/側にいて慰めて抱きしめて進むんだこの先の道まで。