廃墟を独り歩きすると、 壊れた鏡が此方を覗いて居たのでしよう。 引きずり込まれ、 食われ壊れ砕け破れ、 目が落ちてしまうの。 電線が裏側にあり、 探りを居れてはいけず、 黒い液体溢れて、 恐怖で動けず視線が絡まり、 首が無いモノ視てくるの。 傘の内側に闇がある、 誰が嘘を付いて笑い合うのか、 意味なんて無いモノを呑み込んで、 抜け出せないです。 杯が割れて汚れてる、 黒くて怖くて穢れて避けられ、 切り捨てるの。 目がない者も、 首がもげて落ちて嗤う、 怖気もできないの。 探した貴方は愚かで、 暈しが掛かって見えず、 霧に隠れて逃避し、 逃げてく貴方は笑って喜ぶ、 前の人だけ見れないの。 夜、夜、 闇の中で、 誰でも読めるが目が見えないので、 夜、夜、 星も見えず、 誰かが私を呼んでも分からず消え去るの。 分からない儘で進むのか、 要らないと言われて暗転するの、 まるでそれは終末論の様、 読み込み不能で。 分からない儘で進むのか、 要らないと言われて暗転するの、 まるでそれは終末論の様、 読み込み不能で。