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掠れたあの日の記憶が、 始まりを告げるように、 複雑に嘆く声すら、 聞こえて来たのです。 罅割れた硝子の向こうに、 愚者達が集まってくる。 あなたの為に僕らは、 一人咽び泣く。 黄金比のアブジェクト、 狂いだした此の地さえ、 戯言へと化すの、 只 耳を塞いで。 火種に狂い始めた者、 もう消え去るのでしょうか? 只、人真似に感情を、 終わり、弾け、消え去るのでしょう。 ベルの音が響くほどに、 視点替え壊されたの、 鵺の鳴く此の世こそ、 全て僕らの所為だったのです。 古びた哀れな欲望が、 目の前を過去って行く、 心地よい音に飲まれて、 流れて行くのです。 我楽多の中で佇んだ、 模造品の物達が、 新しく変わって行き、 光出すのです。 忘却の狭間の未知、 進み切れずに朽ちて行く、 またと無く繰り返す、 目を反らし続けて。 火種に狂い始めたのは、 熱源を探してから、 今も尚輝いてて、 紬ぎ、馳て、燃え上がるのです。 リズムと共に鐘が鳴り、 重なり合うのでしょう。 そう、息を飲む言の葉すら、 全て希望の所為です。 涙の元 絶えず叫び、 綱がりすら燃えて行く。 凍える風 巻き込まれ、 打ち付けるのでしょうか? 火種に狂い始めた者、 もう消え去るのでしょうか? 只 人真似に感情を、 終わり、弾け、消え去るのでしょう。 ベルの音が響くほどに、 視点替え壊されたの、 鵺の鳴く此の世こそ、 全て事象の所為です。 火種に狂い始めたのは、 熱源を探してから、 今も尚輝いてて、 紬ぎ、馳て、燃え上がるのです。 リズムと共に鐘が鳴り、 重なり合うのでしょう。 そう、息を飲む言の葉すら、 全て希望の所為です。 人々は木枯を避けて、 凍て付いてたのか。