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夢見る時計の針を外す。 冷たい懐中電灯の音。 直ぐに消えるガラスの欠片の光。 底無しの板に飲まれる貴方。 呼び出した琴と笛の音色が、 少しずつ絡んで、 今も鳴り続けている不思議な音は、 きっと今咲くでしょう。 きっと今も、 僕は歌えないでしょうね。 夢を見させられていたと。 五月蝿い蜩はいないと、 彼も喜んでいるかな。 感じる私の音楽の音色。 そこには春が詰まっているのです。 暗い森のようで深い海だ。 伸縮性もあるの? 会いたかったの。彼の歌に、 心撃たれてしまった。 不思議と涙は出ずに、 溜息だけ。 蕾になってしまった。 美しい赤と青、黒と緑と、 描かれてく。 世界構築する。 あなたも本当は理解してる。 全て黄金比の所為です。