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歩いた交差点の、 足元をよく見ると、 隙も与えずに、 すぐそこまで迫り来る。 意味のない空の下、 NiとYoの、 暗示により偶像崇拝を忘れました。 明日の事など分かるはず、 あらずと教え込まれました。 じゃあ昨日の事は、 あなたには分かりますか? 忘れられた曲のことを、 思い出してはいけないと、 幾ら言われてももう、 既に遅いのです。 新しい歌を聞きつけ、 耳を澄ましてはいけないと、 口に出さず教える。 埋葬するのです。 後ろを振り返ると、 歩行者用信号機が、 こちらを見つめているのは、 もう慣れてしまった。 明日はもう皆死んでいる。 朝日が昇る前に。 夢見た、金色の影を、 目指し歩くか。 あなたの後ろに目を瞑る。 明日を見ることができる。 夢とシンメトリーな、 悪夢が見えていたのか。 昔の記憶を、思い出す。 1と618(ろくいちや)を忘れて、 全てあなたの軌跡。 私を離して。 失われたものと共に、 忘れられたもの。 あなたの心にあるのは、 全て黄金の日です。