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暫く振りの、愁いが染まる。 より一層、暗さを増していた。 見向きもされずに捩じれ堕ちて、 止められず居る。 羊頭狗肉の、セオリストは言う。 「物言わず唇が寒い」と。 天井知らずの自矜心も、 此処迄来ると、傑作です。 流れる言葉と、飛ぶ騙りは。 猶も、此方を向いたまま。 死に逝くのでした。 内側から腐り、 外側からは見えず。 鳥を殺した蝙蝠が、 日陰で嗤うのでした。 意識を取り戻しても、 とうに過ぎていた様です。 殯と化してしまいました。 全てみんなの所為です。 知識や、技能を得た者は。 より一層、謙虚になれるのに。 論う事で守れる自我は、 御見事です。 蓼を好む虫も居るので、 何を言おうと構いませんが。 小間物屋を開く程の、 苦味を伴うでしょう。 崩れた雨垂れ拍子の癖が、 様相を、呈しているのですが。 嘯くのでした。 内側から腐り、 外側からは見えず。 鳥を殺した蝙蝠が、 濡れ衣を着せていました。 意識を取り戻しても、 とうに過ぎていた様です。 殯と化してしまいました。 跡形も無くなった。 「居なくならないで」と、 簡単に人は言うけれど。 雲散霧消を仕向けたのは、 何者でしょうか? 内側から腐り、 外側からは見えず。 鳥を殺した蝙蝠が、 日陰で嗤うのでした。 意識を取り戻しても、 とうに過ぎていた様です。 死花には神経毒が、 含まれています。 麻痺を引き起こします。