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誰もいるはずない、 月相の未知、 夜廻りの歌、 どれだけ遠く、 離れてても。 そんな心象を映し、 星の海、 揺蕩う神秘。 いつもいつも、 思い描く、 ロシュの限界と、 ラグランジュに愛され、 知りたくも無い、 輪廻の意味を知る。 腐る海王星の環の中へと、 偏角を濁した。 死兆星が哭く、 幾許かの重力崩壊の外を、 電子が飽和して、 泡沫と玩んだ。 数多遍し船、 人恋し、 星巡り哉、 ただ浅ましい、 不可解でも。 そんな憐憫を絆す、 人恋し、 電磁スペクトル、 絶えねば絶えね、 キミの灯よ、 変光星に迷い、 ラプラスの共鳴を、 準えるだけで、 サブミリ波。 月の姫の孤独、可視光線にて、 伏角を諭した。 夢物語なら、 それでもよかった黄道座標直下で、 陽子が懺悔して、 速度勾配を覓ぐ。 在す冥王星の卦の中では、 側角が切り抜き、 死兆星が咲く。 行く末の斥力崩壊こそ、 中性子の涙さえ、 泡沫を泥む。