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速度が上がって、 苦しみ悶えて、 其処から新たな、 世界へと繋がり。 木走の囀りが響く、 想定以上の負荷を掛けながら、 掠れていたその記憶の中、 光る景色再び出会う。 踏切が鳴り響いた夢、 今でも頭に残っている、 何故か残っている。 暗がりの奥で、 光った信号は、 何処か寂しそうに、 うねうねと動いていた。 街灯に照らされた夜が、 想像以上の意思を持ち始め、 掠れていたその記憶さえも、 再び起き上がる事でしょう。 信号機の明滅は未だ、 途切れず今でも光っていた、 何故か光っていた。 もう、二度と戻らない。 全ての所為です。 踏切が鳴り響いた夢、 今でも頭に残っている、 何故か残っている。 信号機の明滅は未だ、 途切れず今でも光っていた、 何故か光っていた。