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日盛り


全部皆の所為だ。
https://youtu.be/8MPpiN4-z6c
鵺子踊模倣

2024年9月15日


2024年9月16日11:43

: 3321

: 162

見送り ある遼遠の日、 また櫓の灯は点る。 袖を振ったなら、 終わりが始まった。 佒ぐ雨夜の月、 それは名誉か醜聞か。 見れば眩しくて、 目が白く染まった。 薄明かりを、 上書きした、 名も無い二等星は、 西へ西へと昃いた。 猫股たちも、酔い痴れた。 抑揚を殺していた。 鵺たちも捧げたこの唄に、 時が進む。 ほら、夜が明ける。 日が盛るまで酔い痴れた、 からから手の鳴る儘に。 夢見る棺を転がせば、 周、 愛されていた。 計る 鈴の音と、 軽い歩調は須らく。 明日の旅人は、 句点となるだろう。 されど、絶えず絶えず。 祭囃子も薹が立つ。 ひとつ、またひとつ、 あの日の音を失った。 猫股たちは知っていた。 故に、未だ歩いていた。 自らに捧げる見送りは、 見えず聞こえず。 ただ日が沈む。 また、夜が溶ける。 日が盛るまで酔い痴れた、 からからと手の鳴る儘に。 孤独を嫌った崇拝は、 揺られ、 霧に消えた。 花火は、 無味無臭で、 骨を蝕み尾を喰らう。 空空の永久は、 未だ、 踊っていた。 風が吹いた、 風は揺れた。 その袖を横に振れば、 ほら、最期が始まった。 日が盛るまで酔い痴れた、 からからと手の鳴る儘に。 これからの夜は誰知らず、 廻る。 嗚呼。 猫股たちは泣いていた、 サヨナラの合図が長鳴る。 夢見る棺を転がせば、 明日が 切り取られた。 見送りの無いお祭りの 全ては、待ち合わせの 正午まで。 空空の永久も、 揺られ、 霧に消えた。 見送り ある遼遠の日。

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2024-12-18(ver.1470)

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