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水鏡に映るユートピア、 群青に染まるリコレクション、 蝶々の翅に映る世界、 静かに煌めいた。 宝石に映るファンタジア、 水色に染まるレミニセンス、 風光明媚なイミテーション、 青い繭の話。 鈴の響く声、私の歌声、 美しく混ざり合った時、 不思議な言葉 右往左往し、 瑠璃色の桜 咲き誇るのです。 微睡む夢の欠片が、 月夜に染まり始める。 浮かぶ旋律の欠片が、 空蝉の世へ渡る。 変幻自在の夢現の謌、 絢爛豪華に響く。 「未来」と「過去」の狭間では、 蝶々が飛び廻るのでしょう。 水晶に映るフラクタル、 藍色に染まるアンビバレンス、 綺麗に鳴り響くシンフォニア、 とある蛹の夢。 時計の鐘の声、あなたの歌声、 美しく混ざり合った時、 無数の記憶 右往左往し、 モルフォ蝶が翅を広げるのです。 透明な夢の花弁、 月夜の下に舞い散る。 浮かぶ追憶の花弁、 ほんのりと照らされる。 変幻自在の夢現の謌、 まるで泡沫の言葉。 「童話」と「現実」の狭間で、 妖艶な光が舞い踊る。 全て蝶々の所為です。